今月は学生さんと話す機会が多く、こちらも考えさせられます。
どう伝えたら一番興味を持ってもらえるのか。興味を持てばその先の勉強はとっても楽しくなります。どの道に進むとしても、せっかく頂く話す機会、そこで何か感じて一つ踏み込んで欲しいのです。
なんてことを思いながら、京都で看護学生に病態生理の授業を一コマ。
乳腺とか乳管とか、マンモグラフィとか生検の話しと、統計上のデータを少々話して1時間半あっという間に過ぎてしまいました。看護学校は楽しいところでは無かったですが、日々是決戦で追い立てられるように充実した3年間でした。社会人からの入学でもなんとかやれたのは、優しい同級生のおかげです。みんな、ありがとう。そんなことを思い出しながらの授業でした。
統計データの話しを少し。
1975年(昭和50年)時点では、乳がん患者数は1万人と少しでした。それが現在約5万人になっています。
(実数は6万人を超えていると考えられています。実数が出てくるのは数年後なのです。)
40年で5倍。確かに増えました。
毎年約5万人。この方たちが乳がん治療中も日常が続くように、しっかりサポートできる看護師さんに育ってくださいね。