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2014年9月1日月曜日

抗がん剤治療による味覚障害について(詳しいお話し)

抗がん剤治療を行うと味がうまく感じられない副作用がでることがあります。
「抗がん剤治療に伴う味覚障害」です。

先日行われたNPO法人がん情報局の乳がん市民公開講座でとても興味深い発表がありました。少しだけご紹介します。

味覚障害は、本当に味覚を感じられない場合と脳がそう思い込んでいる(錯覚)があるということ。ずっと味覚が感じられない状態が続くと、脳が相覚えてしまうことがある。

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(発表スライドより)

味覚障害、と一言で言ってもいくつか分類があります。
・味蕾細胞(味をキャッチする細胞)障がい
・伝達障がい(味蕾から脳に伝える神経伝達)
・更年期の症状に近い場合(ホルモンを止めるため、また年齢的なもの)
・栄養障害(亜鉛欠乏、でもこれは証明されていない)
・口腔内の障がい(口の中の状態の問題)

味蕾細胞自体は1ヶ月くらいで再生されます。
お薬終了後も長い間味覚が戻ってこない場合は、すでに抗がん剤そのものが原因ではないかもしれないそうです。

味覚テスト、というテストもあります。小さな紙片に味をしみこませた物を乗せて、テストします。金額は施設により違いますが、テスト自体は大体3000円〜4000円(実費の場合)だそうです。

詳しい内容はこちらのURLをご覧下さい。
味覚障害も辛い副作用です。食べにくい時期に味も分からないとは、何とも辛い。
お薬時期が終わっても戻らない方、ぜひ参考にしてみてください。

がん情報局市民公開講座のスライドページ
http://www.ganjoho.org/knowledge/oncoloplan/breast/18th.pdf

がん情報局市民公開講座のご案内
http://www.ganjoho.org/knowledge/oncoloplan/breast/