がんの治療方法はめまぐるしく進化し、最近では入院せず外来通院のみで治療がどんどん進んで行くことが増えました。手術入院も数日間。出産と同じような感じです。
手術前日に入院して、翌日手術をして、数日で退院。
退院までに患者さんは自宅でのリハビリ方法やケアを学んだり、なかなか忙しく、のんびり患者さんの気持ちに浸ることも難しくなりました。
患者の気持ちに浸る、というのは、悪いことではありません。
かわいそうな私。と悲劇のヒロイン/ヒーローになるもよし。
ゆっくり、自分の新しい体と向き合う時間も必要です。ほんの少しでも体を切れば、なんらかの変化が出ます。小さな変化でも慣れるまでは毎日少しストレスです。
たとえば、乳がんで手術をした場合、場所によりますが腕がむくむような気がしたり、ちょっと重たいような気がしたりします。見てもはかってもわからなくても、本人がそう感じれば、それはストレスです。大きく切れば、その位置に引きつれる感じがするかもしれません。
胃がんならば、食事を小分けにする必要があるかもしれないし、大腸がんならば、ガスがたまりやすい食べ物は少し控えた方がいいかもしれません。
ちょっとしたことだけど、毎日続く新しい習慣を受け入れるための準備が必要です。
退院して、いつもの日常にもどってから、経験している人にしかわからないちょっとしたコトを気軽に話し合ったり、メールしたり、時には相談出来るような場所やネットワークがあったらいいなと思って始めたのが茶話会@ピアです。
毎月やっていますので、参加したい気持ちになったらピアにお電話ください。予定をお知らせいたします。